みんなで技術を
学びあう職場

節丸工場製造2課 進 太地

入社を決めた理由を教えてください。

学生の頃に地元にコンクリート製品のメーカーがあることを紹介され、どんな会社なのか調べてみました。それまでコンクリート業界のことは、ほとんど知りませんでしたが、道路側溝や擁壁など、社会インフラとして必ずなくてはならないものを作っていることを知り、自分もその一員に加わって地元の発展に貢献したいと思いました。他にもさまざまな製品があり、多くの技術を身に付けることができると入社を決めました。

現在の仕事内容を教えてください。

コンクリート製品の製造工場に所属しています。4人1班で、道路の排水を行う自由勾配側溝やU形断面側溝、側溝と蓋が一体化されている管渠(かんきょ)などを製造。どのような工程なのかというと、まずライン上に型枠を乗せて鉄筋を入れ、型枠を再び組み立てて、生コンクリートを流し込んで成型しています。

現在の仕事で感じる
「やりがい」について教えてください。

私たちがつくる製品は、出荷した後は建設業者にバトンタッチされます。そのため、製品が施工されている現場を見ることはありません。ですが街を見渡すと、普段の生活の中に自分が関わった建物や側溝を目にするができます。自分が一生懸命つくった製品がこういう形で使われている、社会の役に立っているのだと実感しますし、誇らしい気持ちになります。

現在の仕事で感じる
「厳しさ」について教えてください。

ほとんどの作業を人の手で行っているので、安定した製品を作るために学ぶことは多く、日々勉強をしています。気泡の抜き方や型枠の状態など、コンクリート製品は同じつくり方をしても全く同じものができるわけではありません。製品の原料となる生コンは、夏は固まりやすかったり、雨が降れば湿度によって状態が変わったりと、まさに生き物です。柔らかさの測定値を見ながら練っても、同じになるとは限らないのです。

コンクリート製造には、データなど可視化されたものを使う技術と経験や感覚による技術の双方が必要。そのため工場全員で月一回の研修会を行い「こうしたらもっと良いものができるのではないか」と常に試行錯誤しながら業務を改善しています。

入社後、仕事をしていく中で、
印象に残っている
エピソードを教えてください。

製造について一通り理解できるようになった頃、大きなクレームが発生したことがあります。施工に入り、側溝に数ミリのねじれがあることがわかったのです。製造はミリ単位の調整が必要な世界、細心の注意を払い作業していましたが、このねじれを見つけることができなかったことを悔やみました。当時は、型枠に生コンを入れれば均一に出来上がることが当然だったこともあり、ねじれが発生したことに困惑しました。すぐにエンジニアたちが集結して、どのような解決策があるかを模索。原因追及には約1ヶ月を要しましたが、みなで協力して解決策を出すことができ、無事にねじれのない製品を出荷することができました。

取得している免許・資格に
ついて教えてください。
お持ちの免許・資格は現在の
仕事に
どのように役立っていますか。

フォークリフト・ガス溶接・アーク溶接・小型建設機械は高校のときに取得しました。天井クレーンや玉かけなどは、入社後に取得。会社からの全面バックアップがあるため、自己負担が少ない中で、一生ものの技術も手にすることができます。

これから挑戦したいことを
教えてください。

同世代の社員に負けないように、コンクリートについての知識や技術の習得に力を入れています。担当する業務の中で改善すべき点、判断に迷っているところがあると上司が必ず自身の経験を踏まえたアドバイスをしてくれます。上司や先輩から多くの技術を学びながら、自身を成長させ、ゆくゆくは頼りにされるリーダーとなって、チームをまとめられる人材になりたいと考えています。

入社を検討している方へメッセージ

社員同士のコミュニケーションが多く、
技術や知識、ノウハウについて
親身になって教えてくれるので、
とても仕事がしやすい環境だと思います。
さまざまな技術が必要ですが、
順序や方法を変えたり、トライ&エラーを
繰り返したりすることで技術は自然に
上達していきます。

また、頑張った分だけ認めてくれる会社です。
製造現場は営業のように数字が
でるわけではありませんが、
仕事への真摯な姿勢が評価されれば
給与に反映されるなど、
頑張っている人がちゃんと評価される仕
組みが用意されています。
働きながら自分の成長を感じたいと
思っているなら、
ここで一緒に働くことを考えてみませんか。